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高鍋町

事務局
高鍋町教育委員会 社会教育課
電話:0983-23-3326
FAX:0983-21-1681
E-mail:syakaikyouiku@town.takanabe.miyazaki.jp

1.事業の目的

高鍋町は、秋月種茂公が子弟教育のために明倫堂を開設し多数の先哲を輩出してきた文教の地である。

地域住民は教育への関心が高くその多くが協力的であるが、価値観の多様化・ライフスタイルの変化等による地域教育力・家庭教育力の低下は進んできている。ただ、学校での読み聞かせボランティアの活動は活発であり、商工会議所・企業等による社会貢献活動も熱心である。

本町における課題は、学校が個人や地域社会から支援を受けるための仕組みがなく、それぞれの個人や団体と個々の教師のつながりで学校への支援を行っていた点であると考える。

そこで、本事業を導入し、学校の抱える教育的課題を解決・改善するために、地域の教育力を効果的に活用する仕組みを構築するとともに、新たな教育力を発掘し学校支援の可能性を拡充していきたい。こういった仕組みを構築することで、教職員が本来の職務に専念できる環境がつくられ、学校教育の更なる充実につながるものと考えている。また、地域教育力を活用しようとする教師の意識改革も可能になると考える。また、地域においても一部の社会教育関係団体の活動の停滞も見られるが、そういった団体が学校を支援する活動を通して、その活性化も可能となると考える。

更に、学校や地域との連携を充実したものとするには、それぞれが果たすべき役割を明確にして、その責任を果たすことが大切である。本事業の導入により、学校と地域との結びつきを深めるとともに、それぞれが果たすべき役割についての啓発により、学校・家庭・地域が一体となった教育環境づくりを推進できるものと考えている。

以上のように、(1).学校を支援する仕組みの構築、(2).教職員の意識改革、(3).地域教育力の発掘・向上、(4).学校・家庭・地域が一体となった教育環境づくりの推進を目的として本事業を行う。

2.実行委員会

実行委員会名 高鍋町学校支援地域本部実行委員会
委員構成 (19人) 社会教育委員代表(1)、 小中学校長(4)、 小中学校PTA会長(4)、 教育長(1)、 自治公民館連絡協議会代表(2)、 社会福祉協議会代表(1)、 商工会議所代表(1)、 婦人団体連絡会代表(1)、 子ども会育成連絡協議会代表(1)、 スポーツ少年団代表(1)、 民生・児童委員代表(1)、 ボランティア連絡協議会代表(1) ※地域教育協議会を兼ねる。
会議 (3回) 実施日と主な協議内容
1 事業計画についての検討
2 中間課題についての検討
3 事業実績についての検討

3.事業の内容及び実施方法

高鍋町学校支援地域本部を設置するにあたり、次の事業を実施する。

  1. 実行委員会の開催(地域教育協議会を兼ねる。3回開催)
    • 事業計画、中間課題、事業実績について検討を行う。
  2. 学校支援ボランティア募集に係る広報活動(4月頃実施)
    • チラシを作成し全世帯(8,600世帯)配布を行う他、町広報誌ならびに町HP掲載により行う。
  3. 公民館講座講師等へのボランティア登録依頼(4月頃実施)
  4. 学校支援支援活動の実施(4月~3月実施)
    • 学習支援活動(英語、数学などの授業の支援:3名のボランティアが週2回程度支援)
    • 登下校パトロール(4名のボランティアが月20回程度)等を行う。
    • 総合的な学習における講師派遣(随時)
    • 図書館新刊本の整理
    • 学校花壇への花苗植栽 他
  5. 学校教職員説明会の実施(8月頃実施)
    • 学校職員研修において本事業の概要や問題点についての説明を行う。
  6. 地域コーディネーター養成講座等への参加
    • 県主催研修等へ積極的に参加する。

4.実践事例

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