4.現状と課題

12.性的少数者に関する問題

(1).現状と課題

性的少数者に関しては、心の性と体の性との食い違いに悩む人々(性同一性障害)や同性愛の人々に対する周囲の無理解や差別的扱いなどの問題があり、これらの人々に対する差別的扱いについては、不当であるという認識が広まっています。

そこで、特に性同一性障害については、平成16年に「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」が施行され、一定の要件を満たした場合、家庭裁判所の審判を経て、戸籍上の性別を変更できるようになりました。また、地方自治体の中には性同一性障害に悩む人々への配慮から、「各種の申請書類から可能な限り性別欄を削除する」という動きも出てきました。

(2).指導の在り方及び配慮事項

社会教育においては、性的少数者の人権を守るために、性に対する多様な在り方を認識し、理解を深めていくことが必要です。人はそれぞれ外見も考え方も違います。しかし、その違いを理由に差別されたり、偏見をもたれたりすることが少なくありません。これからは、このような違いも個性としてとらえ、互いに認め合うことの大切さを様々な場で指導していく必要があります。

指導においては、以下の点に配慮することが必要です。

  1. 性的少数者に対する周囲の無理解や差別的扱いなどの問題を人権問題として認識することができるような学習機会の提供や学習内容の充実に努める。
  2. 性的少数者に対する正しい理解を促すため、広報誌やリーフレットなどを活用し、啓発活動に努める。
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