子どもの生活リズム向上推進事業

 


平成21年度宮崎県小中学校単位PTA会長会

【 講 演 内 容 】



(演 題)

「子どもの生活リズムの向上は、保護者のあたたかい言葉かけから」


(講 師)

武庫川女子大学 文学部教授 臨床心理士
西井 克泰氏


(内 容) 『睡眠リズムと発達について』

 
1. はじめに
  (1) 生活リズムの向上は、心身の発達の基本となります。 イメージイラスト
  (2) 生活リズムの基本は、家庭の中でまず形成されます。
  (3) 生活リズムの乱れは、家庭環境の悪化と関係します。
  (4) 生活リズムの崩れは、抑うつや孤立を引起こします。
     
2. 子育て相談から
  (1) 子どもは、何歳になったらひとりで寝かせた方がいいのでしょうか。
  (2) 子どもが夜中に起きてきて、リビングに居る私たち夫婦の座っているテーブルの周りをぐるぐると回るのです。
  (3) 不登校の息子がいます。本人の好きなことばかりさせておいて良いのでしょうか。
     
3. 生活リズムと親子関係
  (1) 「関係」ということ(中学2年不登校男子)(お化粧して登校する女子中学生)
  (2) 子ども「理解」のレベル(小学校5年生の子どもを持つ母親の話)
  (3) 「対話」ということ(家出した高校生)
     
4. 親が子どもにしてあげられること
  (1) 守る(社会的、経済的、精神的、物理的に)
  (2) 一緒に遊ぶ(対等に遊ぶことの是非)
  (3) 話を聞く(聞くというのは、listenであり、askではありません)
(「でも」や「が」ではなく、肯定的な受け止めが求められます)
      イメージイラスト
5. 「話を聞く」ことの重要性
  (1) 最後まで話を聞きましょう(基本)。
  (2) 近づいて、子どもの顔を見ましょう(笑顔)。
  (3) 子どもの話を受け止めましょう(反射)。
  (4) 会話がずれないようにしましょう(事実はに事実で)。
     
6. 「あたたかい言葉がけ」を目指して
  (1) 平静な気分を維持しましょう。
  (2) 冷静でおられない時は、一呼吸置きます(深呼吸)。
  (3) 怒るときは、「雷のち晴れ」の要領で(梅雨の長雨は避けましょう)。
  (4) 「干渉しないが放っておくわけではない」の心境で。
  (5) お互いの自主性の尊重を心がけましょう。
  (6) 関係が変化することで、いろいろなものが変化し始めます。
  (7) ひとりひとりに説明書なんてありません(「うちの子の取扱説明書ってないのですか?」)。


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